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GNOME a11y で進行中のことを知るには

GNOME を取得する

おそらく明らかなことだが、あなたは自分のデスクトップで GNOME を起動させる必要があるでしょう。あなたは GNOME がデフォルトのデスクトップとなっているあらゆる Linux のディストロ (あるいは Solaris) を使うことができます。あるいは、他のデスクトップを使用しているディストロに GNOME をインストールすることもできます。Ubuntu Linux は、最新の GNOME を起動させ、使用する最も簡単な方法のひとつです。ただダウンロードし、CD に焼き、それから起動し、デスクトップからインストールするだけです。

他のディストロや OS を普段使用しているのであれば、Ubuntu (あるいはその他) を同時にインストールし、起動時に選択することになるかもしれません。他の手段は、仮想マシンで Ubuntu を動かすことです。リブートの必要性を避けられます。Linux あるいは Mac、Windows でこれを行うには VirtualBox が使えます。注意すべきことは、いくつかのデバイスは、ホスト OS とゲスト OS との間で共有化されるため扱いづらくなるかもしれません。USB メモリから GNOME とともに OS を起動することも可能です。ただしこれは開発が遅すぎるようです。

アクセシビリティを有効にする

支援技術プログラムによるデスクトッププログラムの監視、制御を可能にする設定はデフォルトではオフになっています。システム -> 設定 -> 支援技術 -> 支援技術を有効にする にチェックを入れ、支援技術を有効にしてください。設定を有効にするために閉じてログアウトする必要があるでしょう。同じダイアログからその他のアクセシビリティのオプション設定も行うことができます。

特別なデバイス

関心のあるいずれかのアクセシビリティ・プログラムに依存して、追加の入出力デバイス使用することになるかもしれません。Orca は読み上げ機能を持ちますが、最近では音声再生装置はほとんど標準となっています。ほとんどのラップトップは、MouseTrap に必要となるウェブカメラを備えています。簡単な入力切り替え装置が、Caribou や GOK を制御するのに使用することができ、また USB アダプタを必要とするかもしれません。最後に点字ディスプレイは Orca の使い勝手を向上します ( Orca はテスト用のビジュアル点字エミュレータ機能を持っていますが)。

GNOME アクセシビリティを試してみる

アクセシビリティはコンピュータにアクセスする代替手段を提供します。それによってユーザは各自に適合した設定を選択できるようになります。いくつかの導入的な情報源が本ページの末尾で見つかることでしょう。また、動作している機能のいくつかのスクリーンキャストを見ることもできます。

  • キーボード、マウスおよびテーマ等の設定
  • Caribou, GOK オンスクリーン・キーボード、アクセス切り替え

  • MouseTrap ウェブカメラによるアクセス

  • MouseTweaks マウスのみによるアクセス

  • Orca スクリーン・リーダ

  • Dasher - テキスト入力および最小限の入力による制御 (厳密にはGNOMEの機能ではない)

開発者向けパッケージの取得

Ubuntu では、とても簡単に開発環境をセットアップできます:

sudo apt-get build-dep accerciser dasher gnome-orca mousetrap
sudo apt-get install gnome-common gitk python-rsvg ipython python-xlib python-opencv liblouis-dev emacs python-mode

gitリポジトリからプロジェクトのソースコードを取得し、ビルドすることもできます。例えば...

orca の場合:

cd
git clone git://git.gnome.org/orca
cd orca
./autogen.sh --prefix=`pwd`/bld
make clean all install
./bld/bin/orca

accerciser の場合:

cd
git clone git://git.gnome.org/accerciser
cd accerciser
./autogen.sh --prefix=`pwd`/bld
make clean all install
./bld/bin/accerciser

dasher の場合:

cd
git clone git://git.gnome.org/dasher
cd dasher
./autogen.sh --prefix=`pwd`/bld
make clean all install
make install # and ignore the po errors
./bld/bin/dasher

mousetrap の場合:

cd
git clone git://git.gnome.org/mousetrap
cd mousetrap
./autogen.sh --prefix=`pwd`/bld
make clean all install
./bld/bin/mousetrap

Git/Developers、特にgitのセットアップの項目は必ず読んでください。"git format-patch HEAD^"を使用する習慣を本当につけようとすれば、あなたのパッチは、あなたの代わりにチェックインした人ではなく、あなたに帰属するでしょう。

開発

Python はアクセシビリティ・プロジェクト、特に支援技術にとって選ばれた言語となっています。デスクトップ・プログラム、比較的古い支援技術プロジェクトおよびインフラストラクチャは C/C++ を使用しています。アクセシビリティ API、つまり AT-SPI は、アプリケーションと支援技術とを結びつけるものです。インフラストラクチャは、DBusを使用するために AT-SPI2 として現在書き直されつつあります。それによって、KDE/Qtやモバイル環境等の他のプラットフォームにとってより使いやすくなります。

  • pyatspi 支援技術のために AT-SPI にバインドした Python

  • accerciser - アプリケーションのアクセシビリティを調査するツール。また良いリファレンス・アプリケーション

  • Python Quick reference - PQR あらゆる Python にとっての優れた「カンニング・ペーパー」

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情報源

Accessibility/GetInvolved/QuickStartJa (last edited 2011-07-15 07:50:23 by JoanmarieDiggs)